
3.3.8XlDフレーム
XIDフレームは、3.4項に定義されるようにリンクを確立・維持するためにLMEによって使用されるものとする。XID_CMD(P=1)フレームの発信者は、レスポンスを何も受信せずにT3タイマが超過した場合、そのXIDを再送信するものとする。受信側LMEは、新しいXIDと再送信を区別するためにXIDシーケンス番号と再送信フィールドを使用するものとするが、喪失したシーケンス番号に対しては、為すべき手段はないものとする。XID_CMD(H0,LCR)によってリンク・ステータスを変更しようとしない限り、LMEは、XlD_CMDの再送信ごとに同一のXID_RSPを送信するものとする。
3.3.9 一斉同報
XID_CMDまたはUIのみが、一斉同報されるものとする。一斉同報フレームに関しては、Pビットは0(送達確認なし)に設定されるものとする。
3.3.10情報転送
以下の記載を除き、情報転送の手順は、ISO4335及びISO7809で規定されるものとする。
3.3.10.1 伝送キュー管理
DLSサブレイヤが伝送するフレームを持っている場合、DLSサブレイヤは、MACサブレイヤが伝送を許可するまで待機するものとする。2つの伝送キューが維持されるものとする。ひとつは、管理フレームと非番号制フレーム(XID,FRMR,TEST,DISC,DM,RR,SREJ)のためにものであり、もうひとつは、情報フレーム(INFO及びUI)のためのものである。伝送許可を待っている間、DLSサブレイヤは、3.3.10.1.1項から3.3.10.1.7項で規定されるようにいくつかのフレームを削除しながら、伝送キューを更新するものとする。DLS伝送キューにあるすべてのフレームが削除された場合、その伝送許可は無視されるものとする。
3.3.10.1.1 冗長フレームの削除
伝送する応答の中には、多くてもひとつのRR,SRE.J,DM,FRMRあるいは再送信INFO(当該シーケンス番号のもの)がキュー待ちされるものとする。
3.3.10.1.2勧告
冗長フレームを削除するため、伝送キュー内で取って替えられるフレームは、削除されるものとする。(例えば、T1タイムアウトに応じてキューされたINFOとSREJ。)
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